【葬送】元日体協会長・青木半治氏(11日、ホテルオークラ東京)(産経新聞)

 ■「スポーツ界のケネディ」

 「自身が競技会に足を運ばなくて、どうして一般の人に競技の素晴らしさを語ることができようか」−。この言葉通り、晩年も車いすで現場へ駆けつけては選手たちを激励した。現役時代から衰えぬその情熱で、日本スポーツ界のリーダーは存在感を示し続けた。

 早大で砲丸投げ選手として活躍し、昭和13年の日本選手権で優勝。引退後は自ら興した会社を経営しながら後輩たちを指導し、36年には45歳の若さで日本陸連理事に。44年には53歳でJOC委員長(現会長)に就任した。

 「スポーツ界のケネディ」。その風格と若さから、こう称された。

 生きがいは世界で戦える選手の育成。平成10年に出版した自伝「幸運の星の下に」では「日本に有望な種目は、スピードに乗った回転を利用するハンマー投げ。技術を磨けば上位に食い込む余地がある」と記した。実際に16年のアテネ五輪男子ハンマー投げで、日本勢初の金メダルに輝いた室伏広治選手は、自分を見て大声で歓喜していたその姿が忘れられない。

 前夜、北京五輪での上位2選手のドーピング違反による失格が、スポーツ仲裁裁判所の裁定で覆ったため、繰り上がり銅メダルがなくなった。だからこそ室伏選手は心に誓ったことがある。

 「先生は自分が頑張ることを一番喜んで下さる。2年後のロンドン五輪でしっかり成績を残したい」。祭壇に飾られた遺影が、力強くうなずいたように見えた。享年94。(青山綾里)

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by 2zp3hbskz5 | 2010-06-19 03:19
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